設計図の読み方~どの場所にどんな材料が使われているのか~

2020/11/20 (金)

建物のどの場所にどのような材料が使われているのかを正確に知るには設計図を見るとわかります。
設計図にはたくさんの種類があります。
また、細かい文字の表現も多いので少しとっつきにくいかもしれませんが
ここでは内装外装仕上げの情報を得ることに的を絞って何を見るとわかるのかを説明していきます。


【共通仕様書】
設計全体の基準となるもので、日本建築学会や国土交通省などが標準仕様書を作り
書籍として販売されています。工事によって準拠するものが決められていますが
現実には工事関係者以外は、まず目にしないものでもあります。


【特記仕様書】
共通仕様書にない工事ごとの詳細な注文が記載されているものです。
ココからは設計図に綴じられており、見ることができます。
ココに指定のない事項は、共通仕様書に従うことになっていますので
図面の優先順位では最上位となります。


【建築概要書】
工事の基本的な内容、とくに法律や許認可にかかわる情報をまとめたもので
防水仕様や外装仕上げの種類などはここに記載されます。


【外部仕上げ表】
屋根や外装の仕上げ、外部に面する建具屋ガラスに関する情報が記載されます。
四方の外観を示す立面図にも記載されています。


【内部仕上げ表】
内部の部屋ごとに、床・幅木・壁・天井などの欄が作られ、使用する仕上げが記載されます。
それぞれの下地などの内容も記載されることが多く
1つの仕上げに対して、多くの情報がのせられています。
各部屋の展開図にも一部の情報が記載されています。


設計図書は、アルファベットなどの略号も多様されますが必ず凡例がありますので参照するとわかると思います。
図面の内容をチェックしておきたいお施主は探ししてみてくださいね。


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