セメントは太古の海からの贈り物

2020/12/18 (金)

エクステリアや外装の施工に欠かせないセメント。
セメントの主原料である石灰岩は、地上には大量に存在するポピュラーな石で日本でも各地で豊富に産出されています。

なかでも、鍾乳洞で有名な山口県の秋吉台は
日本最大のカルスト台地(※)として知られていますが
厚さ500~1000メートルの石灰岩でできています。

※カルスト台地・・石灰岩など水に溶けやすい岩石で構成された大地が雨水、地表水、土壌水、地下水によって侵食されてできた地形のこと。



石灰岩がどのようにして作られてきたか、ご存知でしょうか?

石灰岩の大半は、およそ5億~1億年前に海中で生息していた原始生物の骨格や貝殻が
気の遠くなるような長い時間をかけて海底に堆積し
地盤の変動や隆起の影響を受けながら岩盤へと変化したものです。


バクテリア類や風船上の柔らかい身体の生物が多かった古代の海で
5億4000年前、カンブリア大爆発と呼ばれる劇的な生物の多様化が起こり
硬い殻をもつ多様な原始生物が繁殖し始めていきます。


代表的なものには、ウミユリ、フズリナ、サンゴ、多孔虫、三葉虫、二枚貝など
それらの遺骸が石灰岩のもととなっているわけです。

現代の建築を支えるセメント。
古代のさまざまな生物たちのおかげで作られたといっても過言ではありませんね。


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